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2009年11 月

2009/11/26

京町屋旅館~十四春旅館~京都旅行その2♪

日々の業務に追われ、京都旅行が遥か遠くになりにけり。

十四春と書いて、「としはる」と読むそうです。十四春旅館・・・

Toshiharu01のコピー

今回の旅行は、金沢に住むTちゃんと私が幹事でした。ネット検索で町屋旅館をいくつか見つけた中の一つ。

前泊組の女子6人で宿泊させていただきました~

RIMG0689 坪庭の向こうには、不釣り合いな高層マンションが・・・

女将さんが嫁がれた、まだ若かりし時は、建て替えたいなぁと思った事もあったそうですが、もう少し・・・と思っているうちに歳月が経ち、今は「大切に後世に伝えていきたいと、思うようになった」と、お話してくださいました。

私の泊まったお部屋には、縁側に面して手仕事の大きな一枚ガラスの建具があり、そのゆらゆらした板ガラスが大変魅力的です。一緒に行ったメンバーの中には、ガラスメーカー社員のNちゃんがおり、「すごーい!!!このサイズを手仕事でやってた事が信じられない!今じゃできない!」と、やはり興味津々。

不陸のない、真直ぐな一枚板のガラスは、それを実現するのに多大な開発努力と研究者の知恵とが詰まっているのだろうけれど、その夢のガラスが普及された現代で、揺らめく板ガラスの方が素敵だ・・・・と思うのは、懐古主義でしょうか。工業製品にはない、不安定さに人は惹きつけられるのでしょうね。

こちらは国の有形文化財指定建物です。指定を受けた事で補修などにお金がかかってしまって・・・と、前出の女将さん。それもあり一見さんお断りの宿を止め、ネットで広くPRを始めたとか。

通りに面した樋は銅製で、80万近かったらしいですが、こちらだけ国の補助金が出たと言ってたなぁ・・・・と、連日の事業仕分けニュースの「街づくり補助事業廃止」という言葉に、反応してしまいました。

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2009/11/19

たこ焼きと断熱

すまい塾のご縁で親しくなった、いいひすまいの設計舎坪木(牛尾)さん、アトリエオンド大島さん達と、南雄三先生の仕事場訪問をさせていただきました。

 Tako
 

「たこ焼きの材料持参」という指示が出ており、近くのスーパーで食材購入。

既に暗くなってしまった住宅街に、左官仕上げの外壁と板塀の素敵な住宅が現れ、同じ敷地の道路に面した場所に、先生の事務所はありました。

こじんまりとした空間は、執務スペースと打合せスペース、それに作業台兼キッチンコーナーの3つで構成され、なんとなく茶の間の体をなし、落ち着く隠れ家のようです。

Minami-02 先生の執務スペース。

片流れの屋根勾配をそのまま利用し、天井の低さが執務時に程よいホールド感をもたらしていました。

天井高さを考える時の、良いお手本のような・・・

ヒューマンスケールの大切さをここで改めて感じました。



事務所は新築とのことですが、母屋は大正時代の建物を断熱・気密リフォームして使用しているそうです。そんな母屋も見てみたかったのですが、帰り際に外観だけ拝見。外断熱仕様との事ですが、左官仕上げの外壁に、そのあたりの事もいつか伺ってみたいと思います。

さて事務所も外断熱(正確には外張り断熱)、そして屋根緑化。

6坪程の室内は、電気蓄熱式のヒーターのみで暖房されていましたが暖かい!誰かが出入りし、玄関ドアが開くと外気温が驚く程低い事に気づかされ、室内がとても暖かいのだと感じる心地よい暖かさ。

口に頬張ったたこ焼きの中身が熱くて驚く・・・・みたいな(笑)。こちらは、熱すぎですが、南先生の事務所は温い気持ち良さ。気になっていた、基礎断熱の事なども少し伺い納得。

Hifumi タタキ部分が一二三石仕上げのようになっていたので、ひび割れないのか伺ったところ、過乾燥気味になるので時々水をまくとのこと。確かに、温度は気持ち良かったのですが、私は少し鼻が乾きました。


本当は、3社で立ち上げる予定のサイトでの企画として訪問させていただいたのですが、すっかり南先生のペース?にハマり、楽しく海外放浪記録を読み、世界の街角のスライド上映を堪能し、時間が過ぎて行ったのでした。

南先生、ありがとうございました。

願わくば・・・今度は明るいうちに、母屋も含めその環境住宅を見学させていただきたいです!

 

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2009/11/12

家づくりノート~経年変化を楽しむ家~

Rimg0524

現在進行中の物件は、アトリエ兼用住宅。

先日、その打ち合わせで施主宅に伺うと・・・・

アトリエづくりノート」と表紙に書かれた、一冊のノートが。

家づくりに必要な事、ご自分で調べておいた事、次の打ち合わせで私に聞きたい事・・・などが書き留めてあるとおっしゃっていました。

この家づくりを大変楽しんでいらっしゃる様子がこちらにも伝わって、嬉しくなると共に、ご期待に沿えるような良いモノにするべく取り組みたいと、感じました。

そのページの中に、「経年変化を楽しむ家」との書き込みが。

今回は、お客様の知り合いの大工さんに施工してもらう事が既に決まっていて、大工さんを交えて仕上材の話をしていた時の事。某建材メーカーの商品を勧められた時に、私が発した言葉です。

同じ席でお客様がその言葉を復唱され、「私もこの家で経年変化を楽しみたいと思います」と続けて下さり、自然素材の使用に理解を示していただけました。

「超有名建築家に全てお任せ」という方は別として、家づくりでは住まい手の希望をうまく伝える事も大切だと思います。設計する私たちも、施主の希望を汲み取り、プランやデザインに反映していくのですが、「家づくりノート」のように希望をまとめておくと、コミュニケーションが取りやすいですね。ご自分の好きなインテリアやしつらえの雑誌の切り抜きを、スクラップ帳にして持って来られる方もいらっしゃり、好きな事を伝えるのには有効です。

家づくりの前に(新築・リフォーム)

◎自分達のライフスタイルを考える。→どう暮らしていきたいか?

◎現在の住まいでの、使い勝手を考えてみる。

◎暮らしの中の好きなコト、モノを書き出してみる→例えば、好きな器、音楽、一人で飲むコーヒー、家族で囲む食卓。

◎寒がりか、暑がりか

◎お金の事も→ローンの場合、月々どれくらい返済していくのが理想か。

◎どういう質感のものが好きか、嫌いか

◎収納は得意か、不得意か。

などなど、いろいろな言葉が記号となり、ヒントとなっていきます。

そして、これらをお気に入りの設計者に伝えてみてくださいね。

楽しい家づくりが待っていますように。

 

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2009/11/10

阿修羅と奈良町散歩~京都旅行その1

Kaikondo やっぱり、どうしても阿修羅が見たくて・・・

行って参りました。

夕ご飯は次男が作ってくれるという言葉を信じて、10時には奈良の地へ。

驚くことに、既に90分待ちの行列・・・何故にこんなに、阿修羅人気が高いのでしょうか。やっと辿り着いた仮金堂の中には、阿修羅だけではなく、釈迦如来坐像や四天王像などの姿もあり、意外とじっくり見れました(最前列に行かなかったので)。入口の鳩槃荼立像(くばんだりゅうぞう)も個人的には心惹かれ、まさに「お堂で見る阿修羅」は、釈迦如来坐像を背に静かに佇んでいました。

見ていないので、比べようもないのですが・・・きっと東京で見るより、お堂の中で見る方が本来の仏像の魅力を引き出すのではないかと思います。

出てきたら、なんと2時間半待ちに!奈良は正倉院展も開催中、興味のあるところばかりでしたが、時間がなくて友人お勧めの奈良町の茶粥のお店に寄って、京都にとんぼ返りです。

Dandan1 Rimg0662Dandan2

                                      

写真は、奈良町の暖暖(のんのん)米問屋だった町屋を改修して使用しています。食事の後に、見学させていただきました。

奈良は素朴で大らかな空気感(私の勝手な印象)があり、車窓に流れる平城京跡を眺め、今度はゆっくり訪れたいなぁと思いました。

さて、京都へ戻って、お仕事です。

 

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2009/11/05

そうだ、京都へ行こう♪

Akari ここのところ・・・毎日バタバタしております。

実施図面に追われている中、以前に申し込んでいたセミナーも加わり、何だろう?この忙しさ。

実は、今週末に民家関係の友人達と京都へ行く予定なのですが、そこへ仕事も絡めようとしていたからなのです。

せっかく行くのならば、と。

来年着工の物件で、「アンティークの照明器具も良いですね」と施主と相談していたのですが、京都で良さそうなお店を発見したのです。

お客様が12月に購入に行かれる前に、どれがお勧めか確認してくることに。

この時期、平日に一日休むのは痛いなぁ・・・と思いつつ、顔はニンマリ。

美術の教科書で見て以来のファン、阿修羅を拝んでこようかなぁ・・・なんて。

東京に来ていた時は残念ながら見れなかったので、もし拝んでこれたら修学旅行以来です。

京都の見学会では、桂離宮・修学院離宮・新月伐採の木を利用した、石場建ての住宅・聴竹居・待庵・・・・と、盛りだくさんなスケジュール。

「せっかくだから」という言葉は、魔法のようですよね(笑)。

 

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2009/11/02

祝10周年!民家の学校

Iida_2 日中は、夜からの雨を予想も出来ないほどの秋晴れの中・・・

日本民家再生協会(日本民家リサイクル協会から改名されました)の核ともなる講座、「民家の学校」の10周年イベントが行われました。

春から始まり、年末に終わる講座は、月1回を目安に合宿も織り交ぜ、民家の魅力をさまざまな形で引き出し、民家の成り立ちやその構成、素材などを学べます。

和物好き、古民家好き、仕事絡み・・・などなど、参加される方の動機も様々。

また年齢層も様々です。

OB参加のできる講座もあるものの、1期から10期までが揃う機会は珍しく、大変楽しい会となりました。

東急東横線綱島駅より徒歩15分程の重要文化財、「飯田邸」をお借りしてのガーデンパーティ。

写真は長屋門。

繁華街を抜け、大通りを少し入った住宅街に突如現れる古民家に、圧倒されます。

この長屋門をくぐりぬけると、芝の広がるお庭と母屋。

Rimg0134

茅葺屋根も美しく、何だかタイムトリップしたような気になりました。

こちらのお宅は代々続く名主さんで、その昔は裏の山に氷室を作り、財を築き上げたとか。

温暖化の進んだ現在、渋谷に電車で30分のこの場所で氷が作れ(家の周りには、お堀もありました!)、それを保存できたとは・・・別の意味で考えさせられました。

さて、私は8期生。10年続いた学校の中では、まだまだひよっこですが、他の期の方とも交流させていただき、有意義な時間を過ごしてきました。

私自身、迷いつつ民家の学校を受講し、沢山の方と出会い力をもらいました。

大袈裟かもしれませんが、あそこで1歩を踏み出した事でいろんな意味で前へ進めた気がします。出会えたいろいろな方に感謝したいと思います。

きっと、どの期の方も自分の期が一番!と、思っていらっしゃる事でしょうが・・・

私も自分が8期生で良かったと、思うのでした(笑)。

現在10期生が受講されていますが、11期生の募集は来年1月から始まります。

興味のある方は、是非参加してみてくださいね。

 

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