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2010年6 月

2010/06/29

もうすぐ上棟~建て方開始

6月も終わろうとしています。

梅雨真っ只中の先週から、建て方が開始されました。

普通の在来工法やSE構法では、上棟(棟が上がる時)は建て方開始とほぼ同日に終了する事が多いですが(規模にもよります)、今回は伝統構法。

Tate 
足固め(根固め)や、貫(筋交いが入る以前は、横に材が入っていました)、一番梁・二番梁という梁組み、古材使用もあったりと、木材の量も多く一日では終了しません。

今回は9人の大工さん達が総出での建て方開始。

それでも昔は、100人位の人達が集結し一日で終わった仕事だと、卓越技能者のお父さんに説明されましたが、100人入れる現場とは!と、そちらに驚きましたが、考えたら古民家はゆったりと建っていますよね。

仕口という材木の繋がる組手の箇所が組まれる様子を見逃したくなく・・・

ちょこちょこ現場へ行くので、慌ただしい日々。

初日は一日開けていたので、丸一日組み上がっていくのを眺めていました。

建て方の日。

どんな工法でも毎回想う。

「 設計者はただただ見守るだけ。 手を動かす人達を信じ、感謝するのみ。」

今回は久々の手刻み、そして初めての伝統構法という事で更に感無量に。

一緒に見学していたTちゃんは、初めての建て方。

「こんなに一生懸命家を造ってくれてる なんて。もっと伝統技術を広めないといけませんよね!」と興奮気味。

私も、もっと木の家を設計したい!と熱ーく感じてしまいました。

 

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2010/06/21

奈良町散歩と大遣唐使展その2

忘れられそうな話題ですが、、、GW最終日の奈良の出来ごとその2です。

大遣唐使展を堪能し、昨年駆け抜けてあまり観れなかった奈良町へいざっ!

目指したのは「ならまち格子の家」。

奈良町の伝統的な町家を再現したものだそうです。

Koushi1

「民家」がどっしりとしたおおらかな空間だとすれば、「町家」は繊細で上品な空間でしょうか。

「民家」は外部と繋がっていくイメージですが、「町家」は外部を自らに取り込んでいくイメージが私の中にはあります。どちらも素敵で迷います(買うんかいっ!)

通り庭や中庭の存在が、空間を豊かにしています。

それにしても、内部で使用されている材の大きさが、民家に比べると細い!

Koushi2 
この後、front-designの岩城さんと、地元の方ならでは・・・の、奈良町散歩を堪能したのですが、やはり町家の材は細く造ってあると教えてもらいました。

ついでに云うと、先日のMOKスクールでも、京町屋などは上品さを求めるために材を細くしている・・・と教わりました。

奈良町は元は元興寺の境内だったそうで、「ならまち」というのは通称だそうです。

その元興寺も美しいお寺さんでしたよ。

Gankoji 
たっぷり奈良町を堪能し、、、、

本来の仕事は何処へって感じですが、夕方からしっかり仕事(笑)。

翌日、用が済んでから志賀直哉邸を見学できたので、またつづく~

奈良町散歩と大遣唐使展1は、こちら

 

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2010/06/17

大工手仕事~ちょうながけ

今日はワークショップ【ちょうな編】

せっかく大工さんの作業場へ行くのなら・・・・

と、ユニットメンバーは新たに地下足袋を購入。

ノミ類・作業着も持参し、仕事しに行くんだよね?と、私の冷たい視線を浴びておりました。

が・・・・チャンスがあるなら・・・・と、秘かに私も地下足袋・手袋・作業用ウィンドブレーカーを持参(笑)。

結局、同じ穴のムジナですね。

こちらが私の地下足袋。Ji

以前、民家の学校で山林用に購入したものなので、大工さん達の物とは違います。(裏にスパイク付き)

土壁塗り体験の時にも使用し、結構重宝しています。

「ちょうな」は「ちょんな」とも呼び、製材技術が発達する以前は「おが」などと共に、大工仕事には欠かせないものでした。

「ちょうな」はこちら。Cyo 柄はえんじゅの木を使用するそうです。

「ちょうながけ」は現代だと「なぐり仕上げ」のようなもの位にしか使用されていないかもしれません。

のこぎりやカンナがけした木材とは、また違った趣が出て私は好きなのですが、床の仕上げなどに使用しても素敵ですよね。

Cyo-2 さて、私が「かなばかり」の確認をしている間、一緒に行ったメンバーは指導を受けて「ちょうな」に挑戦。

挑戦中Cyo-3



いいなぁーと、横目でチラっと見ながら、かなばかりを計る私。

「ちょっとやってみます?」の言葉にうんうん頷く私。

既にしっかり地下足袋+ウインドブレーカーなのでした(笑)。

毎度の事ですが、見るとやるとは大違い!!!

「削る」もの・・・と意識していたのですが、実際は「叩く」もののようでした。

「なぐり」とは、よく云ったものだと感心してみたり。

削ろうとすると、うまくいかないのですが、叩こうとするとヘタながらも削れていきます。

ずっとやっていると、その音で上手くいっているかどうかがわかってきて、少しコツがつかめたような(気のせい?)。

他の大工さん達は、黙々と自分達の刻みの仕事を続ける中、これまた黙々とちょうなに挑戦する二人・・・

もーう、暑いし全身使うし、良いダイエットかも。

なんて思っていたら、卓越技能者のお父さんがお手本を見せてくれました。

作業場に小気味よく響く、ちょうなの音。

当たり前ですが、うまい!

何だかシーンとしていたので振りかえると、作業をしていた大工さん達が手を止め、皆さん真剣に見入っています。

「やっぱり、オヤジは上手いな」と呟くのを聞き、伝統技術を継承していく事の大切さを感じます。

伝統の古いものを古いだけでなく、新しいものに繋いでいけたらいいな・・・と思いました。

私の荒いちょうながけは、オヤジの手により綺麗に直され、上棟に向けてスタンバイ中。

この後、施主に見せる色見本を作成したのでした。

木挽きオガ体験は、過去ブログにて→こちら

次のワークショップは「古色塗り」です(笑)。

 

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2010/06/15

いいひさんとIKEAのキッチン~光溢れる間取り

暮らしと家を共同主宰している、いいひ住まいの設計舎さんが私の地元、目黒にて住宅を設計されていました。

いいひさんはご自宅でIKEAキッチンをうまく使いこなしているのですが、今回のお宅はIKEAキッチンが入るとのことで、先日見学させていただきました。

Iihi02 
当日は小雨。

ですが旗竿敷地とは思えない明るさ。

3階部分の開口が、吹き抜けを通してハイサイドライトのような役割を果たしています。

そして中庭の持つ力の大きさ。

特に間取りのうまさを感じたのは、玄関からオープンのシューズインクローゼットを通り、そのまま中庭のウッドデッキに出られるプラン。

そしてそのまま浴室へと繋がるウッドデッキは、素敵なバスコートとなり、子育て世代には便利さとゆとりの空間だと思います。

私もシューズインクローゼットをよく取り入れますが、オープンにした事はなかったので参考になりました。

Iihi-k1 
お目当てのIKEAキッチンは、アイランド部分をパナソニックと白いタイルにし、背面コーナー部分をIKEAの木製カウンターで仕上げてあり、何度か訪れている、いいひさんのSOHO事務所キッチンが更に拡がった感じ。

うふふ。

可愛い♪

いいひさんご夫婦はIKEAのメリットデメリットを理解して入れているので、工事時の注意点などもレクチャーしていただき、自分もお客様の希望があれば対応してみたい・・・と思います♪

のびやかな、いいひさんらしい空間。

梅雨空も感じさせない室内は、きっと施主のSさんご家族も大満足なのだろうな~

楽しい見学でした。

いいひさん、施主のS様、ありがとうございました♪

詳細は、いいひ住まいの設計舎さんのHPでどうぞ→こちら

 

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2010/06/14

空間を考えるとき~矩形(かなばかり)の確認

6月に入り、更新を怠っている間に関東は梅雨入りしてしまいました。

立て続けに出張や打合せや施主と家具確認などなどがあり・・・

おまけにやっぱり受講したくて、この土曜日には大阪までMOKスクールの受講へ!

行って良かった♪のですが、ブログ更新できませんでした(汗)。

という訳で・・・・

Kana1 
月初めに、青森へ蔵の気配り確認と矩形(かなばかり)の確認へ行ってまいりました。

「平面図」が建築物を横にスライスした投影図だとすれば、「かなばかり」は縦にスライスした所・・・と云えばいいでしょうか。断面図・断面詳細図よりも建物の高さ関係の基本になる図面です。

プランを考える時、平面的にだけでなく空間全体でどう見せるかを考えていくのですが、その時に大切なのが「かなばかり」。

大工さん達は、番付(材木の指示書みたいなモノです)と「かなばかり」を元に材木を刻んでいくわけですが、こちらの図面を元に原寸で高さを写した定規のような「かなばかり」を作成しています。

工場で機械による加工の場合は、プレカット図という図面の確認をするのですが、私はプレカット図の確認やこのかなばかり確認時、いつもかなり緊張してしまいます。

自分の描いた1本の線が、今度は原寸のカタチとなり構造を構成していく・・・

チェックを間違えると、上棟時に大変な事になるので(当たり前ですけど)。

緊張と変な高揚感。

今回もまた。

そして久々の手刻みな上に、伝統構法。

かなばかり確認は無事終了。

今回は約一名、ユニットのメンバーも一緒でしたが、「民家」の仲間なので?ワークショップで作業したいと訴え、「ちょうながけ」体験も。

「ちょうな」についてはまた今度♪


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2010/06/01

最新サッシ事情はコンビニへ?

先日はオイコス2回目、宿谷先生の環境セミナーでした。

エネルギーの定義というか、熱量を交換している概念をわかりやすく実験してくれ、まるで「でんじろう先生」のような宿谷先生。

その際、印象に残った話は空の温度と、サッシの話。

空の温度については、暮らしと家のオンドさんが書いてくださっているので、そちらをご参照くださいね。

サッシについては、シングル、ペア、トリプルサッシでの結露の様子の話で、サッシの最先端利用はコンビニの冷凍庫の扉だとか。

「まったく結露してないでしょ?」の言葉に、そういえば・・・・

すぐに確認したくなる私。

コンビニへ行って参りました。

購入しないのに、アイスケースの扉を開け手を入れる。

もちろん、冷たい。

閉じてみる。

ガラスは隅の方も曇っておらず、結露していませんでした。

ガラスの表面温度は、計っていませんが触ると結構温か。

室温(お店側)に影響されている模様です。

ペアガラスに見えたのですが、トリプルなのでしょうか。

今現在、トリプルサッシを利用している住宅は、多くはありません。

普及するのかな?という疑問と共に・・・

まだシングルが一般的だった10年ちょっと前にペアガラスは少し高価なモノでしたが、今では標準になっている事を考えると、そう遠くはない将来、トリプルサッシが標準になるのだろうかとも。

ちなみに、トリプルサッシ製作に費やすエネルギーは、3か月使用することで相殺できるそうです。

今話題の電子書籍に、何となく抵抗したくなる気持ちと、トリプルサッシに対する抵抗感・・・・

どこか似ている気がするのは、私だけでしょうか。

さすがに、コンビニで写真は撮れませんでした・・・(笑)


 

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