民家

2011/11/25

ゆらゆら灯る~古民家でキャンドルづくり

2011-11-24

23日に日本民家再生協会の「古民家で恋して」というキャンドル製作のイベントがありました。

当日、私はスタッフとして参加。

「息子が小学生の頃に学童クラブで一緒に作ったことがある」という経験?で、にわかキャンドル指導者に!

本来なら蜜蝋でキャンドル作りを行いたかったのですが、予算の都合もありパラフィンワックスで(汗)。

今回は民家に関わる機会の少ない方を対象とさせていただき、50歳未満の独身男女という厳しい条件付き(笑)でした。(合コン?)

最初に作り方を説明し、参加者3班に分かれて自分用のキャンドルを作ってもらいました。材料や準備をいとわなければ、キャンドル自体は簡単に作ることができ、バリエーションも様々なので小学校低学年からでも作ることができます。製作途中も人柄が出るというか、個性豊かなキャンドルが次々に出来上がっていきます。

途中、班対抗のゲームをやってもらい、オヤツの争奪戦も。

20代から40代まで、皆さん和気あいあいとゲームやキャンドル製作にいそしんでいて楽しそー自分も参加したいっ!と、思ってしまう、手前味噌。

後半は協会が支援している、南会津での古民家再生に遊びに来てもらう子供達のためのキャンドル製作。

参加者の皆さま、ありがとうございました。

今回の会場は目白にある民家再生会場「ゆうど」。

駅から徒歩8分程の場所に、突然現れる民家は素敵な雰囲気を醸し出しています。近くに建築家の吉村順三ギャラリーあり、美味しいケーキ屋さんありと、なかなか魅力的な場所です。

ご自宅でキャンドル製作する場合は、必ず湯せんでロウを溶かす事、床・テーブルなどには新聞紙を敷いて養生することをお忘れなく!(こぼさなくても、蒸気でロウが飛びます)

 

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2011/11/02

千鳥のいえ~和のしつらい01

01

今年も勉強会のツアーのため、少しお休みをいただき更新を怠っておりました。

お客様との都合で引渡をいよいよ明日に控えた、木造棟「千鳥のいえ」。

伝統構法で建てられた、和のゲストハウス。

少しづつUPしてゆきたいと思います。

玄関を入ると、大きな吹抜けと土間。

梁には部分的に古材を利用しています。

和な空間ですが、ここではあえてガラスのペンダントを提案させていただきました。

南入りの玄関は、北側の掃き出し窓を開けると風が抜け、夏は心地よい場所となります。

工事中、夏の現場で憩いの場所となっていました(笑)。

 

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2011/10/18

マニアックツアー?行徳町あるき終了しました

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雨の心配がウソのような秋晴れ。いえ、汗ばむ位の良いお天気に恵まれて、行徳町あるきツアーは無事終了しました。

予定の人数を大幅に上回る大盛況!小さなお子さんの参加もあり、皆さん楽しく町歩きをされていました。

当日は東西線妙典駅にて小普請組、民家再生協会、市川市職員がお出迎え、講師の大屋さんを先頭に町を見て歩きました。建物の話だけでなく、街の成り立ちの説明などもあり、充実したツアーだったと思います。

Oya

・・・が、写真班というお努めのため、私自身はあまりお話を聞けてなかったり(苦笑)。

 

 

 

遠足の時のカメラマンは大変なんだなぁと、妙に感心してしまいました。

皆さん、大変熱心でしたが、通りすがりの方々も「何々?」と一緒にお話しを聞いて行かれたり、開放してくださった住人の方も「この家がそれ程に、皆の興味をそそるものなのか?」と驚かれていたり、と町の方にも発見があったのではと思います。02

普段、自分が民家見学をする時には、人が映らないように写真を撮り細部を見入っていますが、今回は見学する人を客観的に見ていて感じたこと。

マニアックすぎる(笑)。

傍から見ていると、夢中になって細部の写真を撮っている絵は、不思議な感じがするものなのだと、初めて気が付きました。

建物内部まで見学させて下さった住民の皆さま方、ありがとうございました。

そして小普請組の皆さま、市川市職員の方々、見学参加いただいた方、ユニットメンバー皆に感謝☆です。

お祭りが終了し、行徳の街も静けさを取り戻しているでしょうね。

 

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2011/10/04

町歩きツアーin行徳

オモテ  ウラ

昨年、ユニット仕事で関わらせていただいた、行徳の小普請組さん。

千葉県市川市の行徳界隈には、まだ古い街並みが少しですが残っています。

その後、小普請組さんの活動にゆるーく関わっているうちに、ユニットで事業者登録をしている「日本民家再生協会」後援という形で、町歩きツアーを実施することになりました。

先日、私も下見に参加してきましたが、朽ちそうな茅葺きの建物が(しかも、まだ住んでいる方がいらっしゃるそうです。)現存していて驚きました。学生時代からこの街並み保存に関わっている、京都大学大学院の穂苅さんの話では、数年前まではもっと多数の民家が現存していたそうです。小普請組さんはそんな地域の活性化と街並み保存を願って活動されていますが、ただ保存することよりもコミュニティの場としての民家という、「民家を地域で活かす」ことを模索されていて、私もそんな想いに共感しています。

 当日は3年に一度開催の五か町大祭の日でもあるそうですので、お祭り好きの方、ノスタルジックな雰囲気に浸りたい方も是非!

参加者にはチラシ製作者でもあるイラストレーター兼設計者の丸ちゃん特製、素敵な行徳MAPがもれなく付いてきます♪

私はスタッフとして(何故か写真班)参加しますので、秋の行徳へ是非足をお運びくださいね。

行徳の建築のみかた講座

とき:2011年10月16日(日)

じかん:13:30-16:30

集合:東京メトロ東西線、妙典駅改札口

資料代:1000円

申込みはチラシに記載されたアドレスへメールまたはFAXでお受けしています。

小普請組の活動はこちらから。

当日、お天気に恵まれますよう。

 

過去記事  旧浅子神輿店

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2011/09/19

豆本と古民家と~気持ち良い風と津金

またまた遅ーい情報UPです。(毎度、すみません)

RIMG7452 
 
8月の終わり、山梨の津金へ行きました。

津金には南雄三さんがミミゼミ(法政大学の学生さんとやっていたゼミ)で再生に関わっていた、「なかや」という古民家があり、そこで豆本教室を行うと連絡がありました。

ミニチュア好き、豆本好きとしては、古民家と豆本!なんて素敵な組合せ♪(笑)と、いそいそと出掛けて行ったのでした。

津金は前々から興味があり、一度訪れたいと思っていたのですが、今回が初めて。

津金学校という古い学校校舎が保存されており、ノスタルジックな木造校舎は夏の心地よい風と共に幸せな気持ちにさせてくれました。

どこか東南アジアを彷彿とさせる色遣い。

RIMG7473 
 
さて、「なかや」はその津金学校から徒歩8分程。そこここに古い土蔵や住宅があり、川が流れ、気持ち良ーい場所です。

「豆本講座」と銘打ってあったので、やる気満々で行ったのですが、いかにも古民家で行う佇まいで、ゆるゆる~と開催され、当日のゲスト参加者は私だけ!!!という、贅沢な会(笑)。

ミミゼミOGの方々、南さんと共に折り紙で作る豆本!や、ハードカバー本なども作らせてもらい、楽しいひと時でした。

私が参加している間、夫と息子は山梨の自然を楽しみ、風の吹く中、読書。

心をゆるゆるに出来る場所、また訪れたいなと思います。

ミミゼミOGの皆さま、ありがとう♪

 __

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2011/09/09

金継ぎ~伝統技術と蔵で食す創作フレンチ

293

既に先月ネタで大変恐縮なのですが、焼物を少ーしづつ集めているうちに、是非やってみたいと思っていたコト。

「金継ぎ」(銀継ぎもあります)。

これが出来れば、大切な焼物が割れてしまった時にも少しは悔やまれずに済むのでは・・・・と感じていました。

今回、民家再生協会のイベントで北越谷の「蔵で行う金継ぎ体験」という、素敵なイベントがあり参加してきたのです。実はずっと「かなつぎ」と思っていたのですが、正しくは「きんつぎ」と読むことも初めて知りました。

自宅から割れた陶器を持参するように・・・という指示があったのですが、我が家には「欠けた」陶器しか見当たらず。自分の中のイメージは、やはり割れた陶器を金銀で継ぐ、その美しさだったのですが、欠けも修復してみると、これはこれで良いものになりました。

この金継ぎの技術は日本独特のものだという事で、西洋では傷をわからなくする修復法なのだそう。金継ぎを施すことで、今までのものとはまた違う息吹を陶器に与え、それを愛でることのできる技術は日本らしいですよね。

参加者の方で磁器のマグカップを修復されている方がいましたが、磁器の金継ぎもなかなか素敵です。

本来は「漆」を利用するのですが、今回は一日教室のため「合成漆」の上に金箔を施し、それでも乾燥時間は必要なので・・・・蔵1階にある創作フレンチでランチ。

なかなか優雅な講習です(笑)。

この蔵は、実は民家の学校同期の友人が手掛けた移築再生物件だったので、一度見たいと思っていて、今回は美味しくて楽しくてためになる!と3拍子揃った素敵な講習!

そ~っと持ち帰った器達。この夏、そうめんにおそばにと大活躍でした。

2011-08-21

楽の蔵は北越谷から徒歩10分弱。HPはこちら
 

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2011/07/15

日本建築研鑽会~江戸からかみ

関東も梅雨明けした週末、民家再生協会で江戸からかみの見学会がありました。

場所は上野の「東京松屋」さん。西は京都の「唐長」ならば、東は「松屋」。

西から入ってきたものなので、「唐長」と似た柄も多数あり、正直なところ「京からかみ」と「江戸からかみ」の違いって?と思っていました。

もともと、からかみは中国から伝来した模様のある紋唐紙(もんからかみ)をお手本にして、平安時代に国産化したもの。版木の文様を和紙に写し取る、木版摺り師は「唐紙師」と呼ばれ、伝統の技術を今に伝えています。

江戸と京都の違いは、和紙に色粉を乗せる際に使用する糊。京のひめのりという「でんぷん糊」に対して、江戸は「こんにゃく糊」。

そして版木のサイズ。

江戸の大火や関東大震災、そして東京大空襲などで度々版木を燃やされてしまっている江戸からかみは、小さな版木から襖に貼りやすい幅広の版木へと移行していきます。それまでのからかみは1枚の襖に12枚のからかみを貼らなければいけなかったのですが、幅広になったため大判を摺る事が可能に!そして幅が広い分、文様も大きく、おおらかな柄が増えたとか。

そして私はてっきり、普通の木版画のようにバレンでこするのだと思っていましたが、なんと!手摺りなんだそう。

和紙に文様を手で写し取る、まさに手仕事。

5代目江戸ッ子の唐紙師、「小泉幸雄」さんに実演していただき感激しきり。手でする直前に、ご自分の頬を撫で手の湿度を調整する姿も、日々の仕事を感じるものでした。

今回の予定にはなかった、「ワークショップ」。小泉さんの粋な計らいで天保11年の版木を使用し、からかみ師体験をさせていただきました!

もう、ワクワク。胸躍る至福の時間♪

そっと押えるように摺っていくと、和紙に松の文様が写し取られていきます。

使わせていただいた版木は、浜離宮に昨年復元された「松の御茶屋」内でも使用されており、翌日は松の御茶屋見学で同じ版木を使用した唐紙の壁も拝見してきました。(この話はまた後日)

からかみは襖での利用とばかり思っていたのですが、壁紙のようにも使用できるのでアイデア次第で使い方の幅も拡がります。和好きなお客さまに出会う事があれば、是非提案したい素材です。

20110709からかみ 
 
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2011/07/07

土の力~土壁の魅力02(半田)

今回のユニット仕事の中に「蔵」があります。Handa01 
内部に土壁を使用していますが、本物の蔵とは違い塗り厚は耐力壁分の7cm程。

外部はモルタル下地を作り、その上に漆喰仕上げなので、「蔵もどき」ですね。

最終仕上げの前に、「半田(はんだ)」という、土と漆喰を混ぜたものを下塗りとして使用するそうです。ちょっと土っぽくて、いい雰囲気。

「このままの方が好きだなー」という私に、左官の加藤さんが「たまにそういう、変わった人がいるんだよね」と言っていましたが、「半田(はんだ)仕上げ」というものはあり、もっと普通(?)に左官仕上げのようです。

私はこの、ラフな感じがたまらなく好き。

密かに、いつか外壁をこんなラフな半田仕上げにした建物を手掛けてみたいと思っています。

このラフさも、ついにお別れ(笑)。

現場では、仕上げの土佐漆喰の作業が始まりました。

Handa02 
 
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2011/03/11

何故に猿?雨戸の鍵

Saru 

熱海の現場は、寒いので左官待ち中。

漆喰は気温が低すぎたり、風が当たりすぎると白華(はっか)しやすいため、施工期間に気をつけなければいけません。

教科書的に言われている事ですが、かくいう私も、以前消石灰入りの珪藻土を使用して白華させてしまった事があります。

その辺りの話はまた次の機会にと思っていますが(ほんと?)、現場は造作が着々と進行中です。

先日は雨戸が搬入されてきていました。

今回は木製の一筋雨戸。

写真は「猿」と呼ばれる細工です。これは下げ猿。棒(猿)を下げ、下の細工(猫)を横に動かす。

すると鍵がかかるよう雨戸が動かなくなるのです。

猿の腕が長いからとか、つかんだモノを離さないから・・・などと言われているようですが、真相はいかに?

それにしても、猿の横に猫・・・犬では中が悪いから、猫?なんでしょうか。

 

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2010/12/22

民家調査~旧浅子神輿

Asako 
昨日は一日がかりで、民家調査に行ってきました。

改修の絡まない、調査だけの仕事は普段やっていませんが、今回は例のユニットでお請けさせていただきました。

先日、下見に行かせてもらい、昨日は本番。詳細調査だったため、5人がかりで何とか終わらせました。

築80年と少しの建物は正面から見ると伝統構法の民家に見えますが、途中何度か改修されており、奥は在来の木造です。そして無断熱・・・・正面の伝統木造は土壁という事もあり、同じ寒いでもそれほど・・・という感じだったのですが、増築部分の寒い事!古い方担当だったので、増築部分に移動してびっくり(笑)。

屋根裏、床下、外周部などなど確認し、お昼休みと帰り際には「常時微動振動計」の測定もしてきました。Bi 古い新しい、木造、RC,鉄骨などの構造に関わらず、建物には固有の振動周期というものがあるのですが、この機械ではその「固有周期」と建物のねじれを測定します。この機械・・・車一台分のお値段!らしく、もちろん今回はレンタル。

事前にメンバーの木造2階建ての事務所で計測してみたのですが、そこより固い建物のような・・・・詳細は解析結果が出なければわかりませんが。

改修も正しくやっていただけたら、そんな事もないのだと思いますし、伝統構法だから丈夫、安心と云うつもりもありませんが、昨日見た限りでは構造材を隠せば隠すほど、建物は痛む・・・・との思いは払拭できません。

もちろん、昨日見せていただいた物件はそれなりに大きな材を使用していますから、同じような構造でも細い材で建ててしまえば、永い年月で木材も痩せたり傷んだり、そして荷重にも耐えられなくなってしまいます。

部分的に足元の土台の一部を交換してあったり、柱継ぎなどもされていましたが、永い事使われてきてもまだ使える・・・それに比べ、中途半端に増築された部分はかなり傷んでいました。

私たちの今回の仕事は補強提案まで。

おそらく耐震強度は足りていないのが玉にきず。せっかくのこの建物は合板でバンバン耐力壁を取ってしまっては元も子もなく・・・その辺りを踏まえた補強案を出せるよう努力したいと思っています。

 

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2010/12/10

スイスの伝統的住宅・・・そして日本の街並みを想う

RIMG3675 
すっかりご無沙汰しております(笑)。

ブログ更新を怠り、早3週間・・・いろんな方から「大丈夫ですか?」とのメールをいただいてしまいました。

あまりに更新しなかったので、ご心配をおかけしてしまったようなのですが無事帰国し、翌日から通常業務を行っていました。読んでくださる方が居てくれるのだなぁと、感謝の気持ちともう少しコンスタントに更新しようと、反省しきりです。

実は今回の南ツアーには、宿題も付いていて(行くまで気が付かなかった)。

それぞれが割り当てられた「視察先についての報告書をまとめる」作業があったのです!

日常業務やセミナーや、いろんな事を言い訳に後回しにしながら、先日ようやく提出しました。ほっ。

スイス視察は超ハードスケジュールでしたが、大変有意義でいろんな意味で日本という国を考える事ができました。

住宅についても熱損失を少なくするために窓を小さくする、伝統的な住宅から、パッシブの考え方を採り入れた南面に大きな開口部を持つ住宅が増えてきていました。

スイスでは(欧米諸国は皆そうかもしれませんが)住宅は資産価値を持った物として考えられ、日本のように古家の価値が下がったりはしません。そのため、100年以上経っている木造住宅が普通に村として存在していました。

勿論、チューリッヒのような大都会は普通に「街」ではありましたが、こちらは石の建築物の文化があるので、古い教会などが現存しています。

RIMG3681 
バスで移動していると、丘陵地帯に木造住宅の集落が現れては消えていきます。

スイスでは持ち家率は大変低いらしく、賃貸住宅に住んでいる人の方が多いとの事でしたが、それでも住宅への満足度は高いと聞きました。家を持つと云う事は、一つの社会的な財産を持つようなもので大変責任がある事だという認識だそうです。そのため、資産価値があると判断された住宅へは、銀行ローンの融資額なども多いとのこと。伝統的な木造住宅は校倉造りの(ログ)住宅ですが、当たり前のように普通に使われていました。

日本では(特に関東以北)地方都市に行っても、ほぼどこも同じような造りの街並みが続きます。山奥へ行っても日本らしい住宅はあまり見かけないのです。

やはり「夏を旨」としてしまったからでしょうか。古民家は確かに寒すぎます。木と紙で出来ていた日本の民家は、長持ちしなかった訳ではなく、快適でなかったのだと思うのです。

同じ木造文化の日本の民家は、何故こうも消えてしまったのだろうかと、窓外の景色を観て深く考えさせられました。

スイスの緯度は日本の北海道より少し上です。「寒さを旨」としていたのでしょうか。

 

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2010/11/12

奈良町散歩の番外編~志賀直哉邸

何だか今更な感もあるのですが・・・

備忘録としてお付き合いください。今年の春の奈良散歩最終回♪

奈良の高畑の志賀直哉旧居。昭和3年築造の木造住宅は奈良学園のセミナーハウスとして元の面影に修復して公開されています。

志賀直哉・・・何を読んだ事あるかなぁ?という位ですが、、、、ご本人自ら設計したそうです。

RIMG1879 写真は2階の客間。

コーナーの窓の取り方も美しく、両引き窓も珍しく。

でも何より、中庭を囲んだその間取りや数寄屋とモダンを融合させたデザインなどが、素敵でした。

気持ちの良いサンルーム・広い台所・裏と表の動線。

風の通りもよく考えられていて、子供部屋に風の通り道兼?気配を感じるための?地窓があったりして・・・

子供達もワクワクして暮らしたに違いないと、勝手に想像を膨らませ。

こんな大邸宅は現代の住宅には必要ないかもしれませんが、サンルームや子供部屋などから住まいに十分に活かせるヒントをもらいました。

◎志賀直哉旧居

奈良市高畑大道町1237-2/TEL 0742-26-6490/市内循環バス停砥石町より東へ徒歩5分

 

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2010/11/07

土の力~土壁の魅力-01

美しい小舞が隠され・・・土壁の下塗り、荒壁塗りが終了しました。

下塗りが終了したその日・・・辺り一面に拡がる発酵臭。どこかに牛舎でも?と、周囲を見渡したくなった程です(笑)。

今回の荒壁用の土は、わらスサを入れ練ったものを夏前に現場に搬入していました。充分に発酵された土は、粘りが出ています。

昨年、自主施工で蔵移築をされている方の所へ土塗りに行きましたが・・・これ程匂いがなかったので、ちょっと驚き。都会の真ん中では施工出来ないのでは?と素朴な疑問が沸き起こりましたが、東京23区内でも施工されているそうです。

陽の当たり具合や、風の通り具合で乾燥具合も変わり、室内の風の抜け方がよくわかります。

ところで構造材を表しにする時や土壁の時は、電気類の配線に設計段階からかなり神経を使います。RC造の現場打ち込みのようだなと感じていたのですが、いざ現場が始まると・・・RC造の現場打ち込みの方がラクかもしれないなぁなんて。

RIMG3129RIMG3370

 

 

 

 

 

写真は土壁下塗りの塗りたて(裏返し塗り前)と、少し乾燥し始めた所。

この後、貫の部分には貫伏せと云うワラをかぶせながら、更に土塗りをする作業があります。

木造防火の安井さんのお話では、土壁は4cmあれば30分の防火性能があるそうです。準防火地域の2階建てならば、充分に使用できますね。都内の皆さま、いかがでしょうか(笑)。

ちなみに、耐力壁としては土壁の厚さが7cm以上必要です。

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2010/10/05

木材に色を着ける~古色塗り

ワークショップ次回は【古色塗り】と、書いておきながら・・・

かなり時間が経ってしまいました!

熱海の現場は無垢材の表わし。

今回は「古色塗り」としました。

◎古色塗りとは・・・柿渋に顔料など(松煙など)を混ぜた塗料のこと。

かなばかりの確認の際、工務店さんの事務所にてサンプル作り。

木材の種類によっても色の乗り方が違うので、欅・杉・松などなどに塗ってみます。

__ 
 調合を控えるのを忘れずに(笑)。

柿渋+顔料(松煙、べんがらなど)の配合で色味もかなり変わってしまうので・・・

試しにオイルを混ぜてみたら、しっとりして良い感じに(特に欅がっ!)。

・・・・が、今回は「柿渋+べんがら+松煙」としました。

濃い色の梁や柱も素敵ですが、個人的には柿渋のみの木材の色がとても好きです。

そんな訳で蔵棟は小さい空間という事もあり、柿渋塗りをお勧めしてみました。

柿渋は渋柿の汁を発酵させた、古くから使われる自然塗料。

これのみで使用すると、着色されているのか最初はわかりません。

だんだんと色が現れてくるかのように、発色します。

今回は木材に塗ってきてもらいましたが、現場で塗布では未塗装との判別が付きづらく・・・・時間が経って、変色していないところを発見!なんて事もあるそうです。(施主施工した友人談)

そして蔵内部。やっぱりいい感じ♪

Kura その他のワークショップ記事はこちらをどうぞ

 大工手仕事~ちょうながけ

 古今東西しっくいいろいろタデラクト

材木屋の原点?木挽き(こびき)職人

8月の漆喰体験

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2010/09/27

竹小舞~美しき下地材

Komai1 
現在進行中の物件は、伝統構法。

木造の軸組に筋交い(よくある、バッテンの木材のこと)を使用せず、代わりに貫(ヌキ)という材を横にいれています。

耐震を考える時、壁倍率という壁の仕様によって変わる倍率を使っているのですが、貫を入れるなら面材(壁の仕様)に合板は構造的に考え方が違うと思い(書くと長くなるので、省略します)、今回は土壁を使用します。(土壁は軸組み工法でも使用可能です、念のため。)

とは云え、土壁の設計は初めてです。

ワークショップで土塗り体験はあるので(ブログアップしそびれてます)工程の流れ自体は把握しているのですが、現場で発酵させている土を見ると、「まだかな~」と楽しみになってしまいます。

そんな土のお話はまた今度ですが、どんな左官にも下地は必要となり、今回は耐力壁にするための土壁という事で、下地は「竹小舞(タケコマイ)」となりました。

何それ?という方も多いと思います。

古~い家の壁が剥がれて、格子状の木のようなモノが見えているのをご存知の方、それが竹小舞です。

「木小舞(キゴマイ)」といって、木材を使用することもあるそうで・・・・

竹を専用の道具で割き(写真を撮り忘れる失態!)、壁となるところに編んでいきます。

使用する竹にも切り旬があるそうで、11月~2月が良いとか。

木材の切り旬とほぼ同じ?

この日は中間検査もあり(静岡県では、4号建物でも中間検査があります)、無事終了。

ほっ。

そして、やっぱり光を透過した竹小舞の美しい事!

このままにしておきたい・・・密かに思う私です。


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2010/08/31

夏の黄昏、現場事務所便り~竹小舞始まりました。

もう9月になると云うのに、異常な暑さが続きますね。

自宅のエアコンが壊れたり、諸々忙しく・・・・つい先週に救急車のお世話になってしまいました(汗)。

幸い、大した事がなかったのですが、皆さま暑さには気をつけましょうね。

RIMG2800

熱海の現場事務所は古いRC造のアパート。

下の階からは近隣の家しか見えませんが、現場事務所のフロアからは見事な景色。

現場よりも良い眺めかも・・・(苦笑)。

打合せ最中にふと横を眺めると・・・・美しい眺めに心を奪われます。

写真撮りたいなーと思いつつ我慢していたら・・・誰かが網戸を開け「いい景色ですね。」と。

その隙に写真を撮った設計者です。

さて、現場はRC造の配筋が進み、施工図チェックの打合せ。

RIMG2794

木造棟は竹小舞がいよいよ始まりました。

組み上がった、光を通した竹小舞が早く見たいなぁ(土塗りになってしまうのですけどね)。

 

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2010/07/27

いごこちのいい場所探し~こども住まいの探検隊!

ando 
日曜日、世田谷にある次大夫堀公園民家園に行ってきました。

世田谷区主催の「すまい・まち学習プログラム」の一環、「こども住まいの探検隊」のお手伝いとして。

本当は今年受講している、宿谷先生の環境セミナー主催のオイコスさんが「夏の民家園に行こう!」という企画を立てており、そのサポーターのハズだったのですが・・・・

いつの間にやら、区のイベントを協力することに。

私は世田谷区民ではないので知りませんでしたが、区民主体のまちづくりを目指して、このようなワークショップを行っているようです。

今回は「古民家編-夏いごこちのいい場所をみつけよう」と銘打って、古民家内で「自分の気持ちよく感じる場所」を探してもらいました。

私の担当班には、小学2年のあゆむ君、5年のみゆう君、がい君と可愛い行動派の男子3人。お母様とお父様が一人づつの計5名。

「正解を求めるのではなく、体感した事から考えてもらえるよう、サポートしてください。」

事前にそう云われていたのですが、意外と難しい面もあり、けれど子供達の発見や感覚に教えられた事、私自身も発見があり、楽しい時間を過ごせました。

まずは予想。

どこが一番気持ち良いと感じると思うか?

一番人気は「土間」。次が縁側のある東南の角部屋。

そして古民家の外部にて、気温・湿度を予想してみたり、放射温度計にて地面や壁の表面温度を測ってみます。

放射温度計は大人も子供も、興味津々。

日なたの地面は55度近くあり、壁面も30度越え。

それが土間の床は33度位と、ぐっと低くなります。

気持ち良く感じるのは、その表面温度が低い所なのか?

我が班の子供達は「風が通るところが気持ちいいっ!」と気付き始めました。

事前に課題が与えられ、それをクリアしてから、どの班も考察。

Sagyo 
  まとめの作業をするのですが・・・正直、2年生には難しいのでは?と思ったのですが、どっこい素晴らしい小学生達。

一緒に話をしていると、どんどん感想を述べ、そして素直に書き込んでいきます。

す、すごい・・・

皆、優秀?

まとめているうちに、あゆむ君だけ「式台」が気持ち良いと予測していたので、「ほんと?」と、確かめに・・・

意外と気持ち良く、またまたここで「何で何で?」と見回しているうちに、「屋根が大きいからじゃないのー?(軒の出が大きい)」「あ、かげがあるから!」「風も通るよ!」と、新たな気付き。

土間は「天井が高いから涼しい」と話しつつ、「じゃ、板の間はどうして涼しくなかったのかなー」と、またまた確かめに行く事に(笑)。

東南の角部屋は、畳の部屋。

天井はそれほど高くないのに「何故、気持ち良い?」。

ヒントをひとつ。

「外も見てみて」

「あー池があるっ!ここで冷やされた風が入ってくるんじゃない?」

などなど、子供達の反応の良さというか、素直さに感動しました。

彼らの家は、都会の一戸建て。

家に畳の部屋はないそうです。

古民家と自分の家、どっちが気持ち良い?と尋ねると、、、、

全員「自分の家ー!!!だって、エアコンあるもん」ガクっ。

エアコンが無ければ、古民家だそうです(苦笑)。

彼らの考察は

◎風は出口がないと、通らない。

◎床は冷たいだけではダメ。

◎風が通る家は気持ちいい。

◎土間は涼しいけれど、ゴロンと休む場所がない。(気持ちいいには、ゴロンが必須)

◎居心地の良い場所は、時間によって変わる。

現代の家に民家の知恵を活かすには・・・との問いには、

◎風の通る、反対側の窓をつくる。

◎軒を大きくとる。

と、立派な発表をしてくれました。

ちょっと親ばかならぬ、サポーターばか?

子供たちとの関わり・・・発見と楽しさで、また体験してみたいです。

Map2 この日発見してくれた事は、そのまま住まいづくりに活かせる事ばかり。

いつか彼らが住まいを持つ年頃になった時に、いろいろ考えてくれると嬉しいです。

断熱材についても、何かヒントをあげたかったなぁ。
*************************************************************************

次大夫堀公園は小田急線成城学園前駅より、徒歩15分

23区内?と思われるような、緑豊かな中に小さな昔の村があります。

自主活動で、藍染めや鍛冶・木挽きなどもやっており、古民家好きでなくとも楽しめますよ♪


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2010/06/29

もうすぐ上棟~建て方開始

6月も終わろうとしています。

梅雨真っ只中の先週から、建て方が開始されました。

普通の在来工法やSE構法では、上棟(棟が上がる時)は建て方開始とほぼ同日に終了する事が多いですが(規模にもよります)、今回は伝統構法。

Tate 
足固め(根固め)や、貫(筋交いが入る以前は、横に材が入っていました)、一番梁・二番梁という梁組み、古材使用もあったりと、木材の量も多く一日では終了しません。

今回は9人の大工さん達が総出での建て方開始。

それでも昔は、100人位の人達が集結し一日で終わった仕事だと、卓越技能者のお父さんに説明されましたが、100人入れる現場とは!と、そちらに驚きましたが、考えたら古民家はゆったりと建っていますよね。

仕口という材木の繋がる組手の箇所が組まれる様子を見逃したくなく・・・

ちょこちょこ現場へ行くので、慌ただしい日々。

初日は一日開けていたので、丸一日組み上がっていくのを眺めていました。

建て方の日。

どんな工法でも毎回想う。

「 設計者はただただ見守るだけ。 手を動かす人達を信じ、感謝するのみ。」

今回は久々の手刻み、そして初めての伝統構法という事で更に感無量に。

一緒に見学していたTちゃんは、初めての建て方。

「こんなに一生懸命家を造ってくれてる なんて。もっと伝統技術を広めないといけませんよね!」と興奮気味。

私も、もっと木の家を設計したい!と熱ーく感じてしまいました。

 

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2010/06/17

大工手仕事~ちょうながけ

今日はワークショップ【ちょうな編】

せっかく大工さんの作業場へ行くのなら・・・・

と、ユニットメンバーは新たに地下足袋を購入。

ノミ類・作業着も持参し、仕事しに行くんだよね?と、私の冷たい視線を浴びておりました。

が・・・・チャンスがあるなら・・・・と、秘かに私も地下足袋・手袋・作業用ウィンドブレーカーを持参(笑)。

結局、同じ穴のムジナですね。

こちらが私の地下足袋。Ji

以前、民家の学校で山林用に購入したものなので、大工さん達の物とは違います。(裏にスパイク付き)

土壁塗り体験の時にも使用し、結構重宝しています。

「ちょうな」は「ちょんな」とも呼び、製材技術が発達する以前は「おが」などと共に、大工仕事には欠かせないものでした。

「ちょうな」はこちら。Cyo 柄はえんじゅの木を使用するそうです。

「ちょうながけ」は現代だと「なぐり仕上げ」のようなもの位にしか使用されていないかもしれません。

のこぎりやカンナがけした木材とは、また違った趣が出て私は好きなのですが、床の仕上げなどに使用しても素敵ですよね。

Cyo-2 さて、私が「かなばかり」の確認をしている間、一緒に行ったメンバーは指導を受けて「ちょうな」に挑戦。

挑戦中Cyo-3



いいなぁーと、横目でチラっと見ながら、かなばかりを計る私。

「ちょっとやってみます?」の言葉にうんうん頷く私。

既にしっかり地下足袋+ウインドブレーカーなのでした(笑)。

毎度の事ですが、見るとやるとは大違い!!!

「削る」もの・・・と意識していたのですが、実際は「叩く」もののようでした。

「なぐり」とは、よく云ったものだと感心してみたり。

削ろうとすると、うまくいかないのですが、叩こうとするとヘタながらも削れていきます。

ずっとやっていると、その音で上手くいっているかどうかがわかってきて、少しコツがつかめたような(気のせい?)。

他の大工さん達は、黙々と自分達の刻みの仕事を続ける中、これまた黙々とちょうなに挑戦する二人・・・

もーう、暑いし全身使うし、良いダイエットかも。

なんて思っていたら、卓越技能者のお父さんがお手本を見せてくれました。

作業場に小気味よく響く、ちょうなの音。

当たり前ですが、うまい!

何だかシーンとしていたので振りかえると、作業をしていた大工さん達が手を止め、皆さん真剣に見入っています。

「やっぱり、オヤジは上手いな」と呟くのを聞き、伝統技術を継承していく事の大切さを感じます。

伝統の古いものを古いだけでなく、新しいものに繋いでいけたらいいな・・・と思いました。

私の荒いちょうながけは、オヤジの手により綺麗に直され、上棟に向けてスタンバイ中。

この後、施主に見せる色見本を作成したのでした。

木挽きオガ体験は、過去ブログにて→こちら

次のワークショップは「古色塗り」です(笑)。

 

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2010/05/04

蔵のある町~喜多方

 GWはようやくやって来た春らしい陽気で始まりましたね。

今年は息子達の予定と、友人家族達の予定が合わなかった事もあり、キャンプは中止。

週末は急遽、両親の住む福島へ荷物を届けに行ってきました。

頼まれた用も済み、せっかく来たのだから・・・と、喜多方に寄る事に。

学生の頃、妹と二人でフラリと行った以来でしたが、昔より観光地化されて(当たり前?)いました。

ブラブラ蔵の町を歩き、小路を見つけると入って行きたくなる私。

RIMG0247

夫に止められ大通りへ引き返し(息子達を自宅に残して来ていたので、早く帰らなくてはいけなかったのです!)移築再生している「蔵の里」を足早に観て帰宅しました。

喜多方の蔵は、貯蔵庫としての蔵よりも店蔵、座敷蔵などの住まいとしての使用している所が多く、お金持ちのお宅では敷地内に味噌蔵・米蔵などの貯蔵蔵とは別に住まい用・店舗用と蔵を沢山お持ちとか。

蔵好き?

蔵と言えば、しっくいで塗り固めた「なまこ壁」を連想する人が多いからか、喜多方の街中のサインもそんな「なまこ壁蔵」が多かったのですが・・・・レンガや石、板張りの蔵の方が多く、なまこ壁の蔵は、あまり見かけませんでした。

板張りの蔵・・・私はとても好きなので、ウキウキ。

息子達が一緒だと、いつまでーも見て写真を撮っている母親に業を煮やし、プンプン怒り出すので(小さい時から)、家族でこういった所には、あまり行かなくなっていましたが、昨日は夫と二人。夫の「この人、また変な所見てるよ」的な視線は感じました(笑)。

 

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2009/11/26

京町屋旅館~十四春旅館~京都旅行その2♪

日々の業務に追われ、京都旅行が遥か遠くになりにけり。

十四春と書いて、「としはる」と読むそうです。十四春旅館・・・

Toshiharu01のコピー

今回の旅行は、金沢に住むTちゃんと私が幹事でした。ネット検索で町屋旅館をいくつか見つけた中の一つ。

前泊組の女子6人で宿泊させていただきました~

RIMG0689 坪庭の向こうには、不釣り合いな高層マンションが・・・

女将さんが嫁がれた、まだ若かりし時は、建て替えたいなぁと思った事もあったそうですが、もう少し・・・と思っているうちに歳月が経ち、今は「大切に後世に伝えていきたいと、思うようになった」と、お話してくださいました。

私の泊まったお部屋には、縁側に面して手仕事の大きな一枚ガラスの建具があり、そのゆらゆらした板ガラスが大変魅力的です。一緒に行ったメンバーの中には、ガラスメーカー社員のNちゃんがおり、「すごーい!!!このサイズを手仕事でやってた事が信じられない!今じゃできない!」と、やはり興味津々。

不陸のない、真直ぐな一枚板のガラスは、それを実現するのに多大な開発努力と研究者の知恵とが詰まっているのだろうけれど、その夢のガラスが普及された現代で、揺らめく板ガラスの方が素敵だ・・・・と思うのは、懐古主義でしょうか。工業製品にはない、不安定さに人は惹きつけられるのでしょうね。

こちらは国の有形文化財指定建物です。指定を受けた事で補修などにお金がかかってしまって・・・と、前出の女将さん。それもあり一見さんお断りの宿を止め、ネットで広くPRを始めたとか。

通りに面した樋は銅製で、80万近かったらしいですが、こちらだけ国の補助金が出たと言ってたなぁ・・・・と、連日の事業仕分けニュースの「街づくり補助事業廃止」という言葉に、反応してしまいました。

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2009/11/10

阿修羅と奈良町散歩~京都旅行その1

Kaikondo やっぱり、どうしても阿修羅が見たくて・・・

行って参りました。

夕ご飯は次男が作ってくれるという言葉を信じて、10時には奈良の地へ。

驚くことに、既に90分待ちの行列・・・何故にこんなに、阿修羅人気が高いのでしょうか。やっと辿り着いた仮金堂の中には、阿修羅だけではなく、釈迦如来坐像や四天王像などの姿もあり、意外とじっくり見れました(最前列に行かなかったので)。入口の鳩槃荼立像(くばんだりゅうぞう)も個人的には心惹かれ、まさに「お堂で見る阿修羅」は、釈迦如来坐像を背に静かに佇んでいました。

見ていないので、比べようもないのですが・・・きっと東京で見るより、お堂の中で見る方が本来の仏像の魅力を引き出すのではないかと思います。

出てきたら、なんと2時間半待ちに!奈良は正倉院展も開催中、興味のあるところばかりでしたが、時間がなくて友人お勧めの奈良町の茶粥のお店に寄って、京都にとんぼ返りです。

Dandan1 Rimg0662Dandan2

                                      

写真は、奈良町の暖暖(のんのん)米問屋だった町屋を改修して使用しています。食事の後に、見学させていただきました。

奈良は素朴で大らかな空気感(私の勝手な印象)があり、車窓に流れる平城京跡を眺め、今度はゆっくり訪れたいなぁと思いました。

さて、京都へ戻って、お仕事です。

 

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2009/11/05

そうだ、京都へ行こう♪

Akari ここのところ・・・毎日バタバタしております。

実施図面に追われている中、以前に申し込んでいたセミナーも加わり、何だろう?この忙しさ。

実は、今週末に民家関係の友人達と京都へ行く予定なのですが、そこへ仕事も絡めようとしていたからなのです。

せっかく行くのならば、と。

来年着工の物件で、「アンティークの照明器具も良いですね」と施主と相談していたのですが、京都で良さそうなお店を発見したのです。

お客様が12月に購入に行かれる前に、どれがお勧めか確認してくることに。

この時期、平日に一日休むのは痛いなぁ・・・と思いつつ、顔はニンマリ。

美術の教科書で見て以来のファン、阿修羅を拝んでこようかなぁ・・・なんて。

東京に来ていた時は残念ながら見れなかったので、もし拝んでこれたら修学旅行以来です。

京都の見学会では、桂離宮・修学院離宮・新月伐採の木を利用した、石場建ての住宅・聴竹居・待庵・・・・と、盛りだくさんなスケジュール。

「せっかくだから」という言葉は、魔法のようですよね(笑)。

 

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2009/11/02

祝10周年!民家の学校

Iida_2 日中は、夜からの雨を予想も出来ないほどの秋晴れの中・・・

日本民家再生協会(日本民家リサイクル協会から改名されました)の核ともなる講座、「民家の学校」の10周年イベントが行われました。

春から始まり、年末に終わる講座は、月1回を目安に合宿も織り交ぜ、民家の魅力をさまざまな形で引き出し、民家の成り立ちやその構成、素材などを学べます。

和物好き、古民家好き、仕事絡み・・・などなど、参加される方の動機も様々。

また年齢層も様々です。

OB参加のできる講座もあるものの、1期から10期までが揃う機会は珍しく、大変楽しい会となりました。

東急東横線綱島駅より徒歩15分程の重要文化財、「飯田邸」をお借りしてのガーデンパーティ。

写真は長屋門。

繁華街を抜け、大通りを少し入った住宅街に突如現れる古民家に、圧倒されます。

この長屋門をくぐりぬけると、芝の広がるお庭と母屋。

Rimg0134

茅葺屋根も美しく、何だかタイムトリップしたような気になりました。

こちらのお宅は代々続く名主さんで、その昔は裏の山に氷室を作り、財を築き上げたとか。

温暖化の進んだ現在、渋谷に電車で30分のこの場所で氷が作れ(家の周りには、お堀もありました!)、それを保存できたとは・・・別の意味で考えさせられました。

さて、私は8期生。10年続いた学校の中では、まだまだひよっこですが、他の期の方とも交流させていただき、有意義な時間を過ごしてきました。

私自身、迷いつつ民家の学校を受講し、沢山の方と出会い力をもらいました。

大袈裟かもしれませんが、あそこで1歩を踏み出した事でいろんな意味で前へ進めた気がします。出会えたいろいろな方に感謝したいと思います。

きっと、どの期の方も自分の期が一番!と、思っていらっしゃる事でしょうが・・・

私も自分が8期生で良かったと、思うのでした(笑)。

現在10期生が受講されていますが、11期生の募集は来年1月から始まります。

興味のある方は、是非参加してみてくださいね。

 

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2009/10/05

不知夜月(いざよいづき)のお月見のお話~和のいえ櫻井

Photo 昨夜は十六夜。

いざよいづきでした。

武蔵境の古民家、「和のいえ櫻井」さんで行われた「お月見のお話と尺八演奏」に行ってきました。

お月見のお話・・・・でしたが、開催は日中(笑)。

Photo_2

子供たちがまだ小さかった頃は、十五夜にお月見団子を買ってきて、満月を眺めたりしたものですが、最近の我が家は「今日は満月だねー」という会話のみ。

元は中国の貴族社会から平安貴族へと伝わった、中秋の名月を鑑賞する風習と収穫祭が融合したものですが、十五夜だけ愛でるのは、「片見月」と言って不吉だとか・・・

一ヶ月後の十三夜(今年は十月三十日だそうです)を一緒に祝うのが、本来の風習だそうです。

昨日の和のいえ櫻井では、お月見のお供えを十五夜・十六夜・・・それぞれのしつらいが飾ってありました。

上の写真は「いざよいづき」のお供え。ススキ・栗・お団子・ナタ豆。

色の和名にも、素敵なものがたくさんありますが、新月から三十日(みそか)の月まで、それぞれに月の名前があり、日本人ってなんて感受性の強い民族だったのだろうと、その表現力に感心させられます。

それだけ、月と生活は密接なものだったのでしょう。新月伐採など、月には神秘的な不思議な力がありますね。

Photo_3 和のいえ櫻井は、古民家を活かし、地域で学童保育や介護サービスを行っているそうです。

民家再生の事例はいろいろありますが、こういう活かし方も地域密着型で良いなぁと思いました。

お月見に限らず、年中行事でいろいろ行っているそうなので、興味のある方は是非行ってみてくださいね。

土間を改装した、大きな梁が美しい空間が迎えてくれますよー

 

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2009/09/04

材木屋の原点?木挽き(こびき)職人

 8月に民家の学校の同期でもある、木場のひでしな商店さんの計らいで、

木挽き見学をさせていただきました。

木挽きとは、大鋸(おが、おおがとも呼ぶようです)を使い

Oga1_2

大木を挽いていく技術のことです。

Kobiki01

今回、木挽きを披露してくださった職人さん。

有名な木挽き職人の林以一さんのお弟子さんだそうです。

Kobiki06_2Kobiki04

墨かけの様子と、体験をしたひでしな商店の若旦那。

職人さんのように、思ったように挽けなくて苦笑いとか。

 さて、木挽きって何のためにあると思いますか?

単純に考えると、今は機械で製材できるのだから単なる伝統技術の継承?

実は私も数年前まで、そうなのでは・・・?と思っていました。

または、大鋸で挽いた目の美しさを見せるため?などと・・・

勉強不足ですね。

【木挽きとは】

 確かに昔は、機械製材が出来なかったので、

製材技術の一つとして発達してきました。

 一昔前・・・家を建てるのに必要な材木は、

家の裏山の木を使っていました。(地産地消)

必要な分を伐り出し、そしてそこで木の目を見て製材をする・・・

そうすると、家を建てる人がいないときは仕事がなくなってしまうので、

木挽き職人たちが先にカットして店先で売るようになったそうです。

これが、材木屋の原点と言われる所以らしいです。

さて、ここから何故必要かという本題に(前置き、長過ぎー)

 この「目」ですが、よく「杢」というコトバを耳にしませんか?

この木目の美しさは、原木をスライスしていく時に、

どこをカットするかで変わるそうです。

さらに、その美しさを引き立たせるには、木の樹脂が重要だとか。

製材の機械を利用すると、木の繊維を壊すようにカットするため、美しい木の杢を活かせない。

手仕事により、おがくずの量もかなり少なく製材できるそうです。

先日、職人さんに伺ったところによると・・・

 ◎木挽きが全ての木を挽くと、高くつく。

 ◎時間もかかるが、無駄なく木取りできる。

 ◎現代では、木の目を見てカットするところを

決めてあげられる事が一番重要との事でした。

 当日も、丸太の切り口を見て

「ここでカットするのが、一番美しい面を見せられる」

と墨付けを見せてくださいました。

今回見せてもらったのは、白檀という高価な木でした。

全てを挽くわけではなく、何枚かに挽いてから製材所に持って行くと聞き、

「もったいなーい」と思った私たち。

この大鋸の挽き跡は、見えなくなっちゃうのかーと、残念。

 仕事では、あまり銘木を使うことがないのですが、

こういう手仕事を活かせる設計も、やってみたいなぁと感じた日でした。

少しお裾わけしていただいた、白檀のおがくず・・・

 この夏、風が吹くと私の机の廻りに、

清々しい香りを運んできてくれていました。

Kobiki05 Kobiki03



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2009/08/06

8月の漆喰体験

先日、民家関係の方々と、漆喰塗を体験してきました!

Sakan1 とある学校の校舎。

左官仕上げを保護者が行うとの事で、

設計に関わった友人のツテで

参加させてもらいました。

 

Sakan3

何年か前に、左官は施主施工という

現場があり、その際に施主ご夫妻と

一緒に左官作業をさせてもらった

経験はあるものの・・・

  

今回は色漆喰。

漆喰の原料である、消石灰

顔料・砂・つなぎを混ぜ合わせてもらい、

ネタとします。

Kote

これを鏝で塗っていくのです。

←MY鏝!!!

左官屋さんいわく・・・

「うちの調合したネタは、

塗りやすいよ~」とのこと。

確かに、もっちりしていて

塗りやすいネタでした。

Sakan2 漆喰仕上げも、

表面が金コテ押えのように、

ツルツルした質感もありますが、

今回はラフな仕上げです。

写真の納まりは、塗るのが大変で、

皆でぼやきながらの作業(笑)。

自分が設計する場合の、

良い勉強にもなりました。

漆喰は空気中の二酸化炭素を

吸いながら、

徐々に硬化していくのですが、

古民家修復などで古い民家に入ると、

   

まだしっくいが100%の硬化をしていない事がよくあるそうです。

それだけ、じんわりと、時間をかけて硬化していく・・・

生きた素材とも言えます。

もちろん、再生可能。

もっと使用したいですね。

   

さて、MY鏝も用意してしまった私たち・・・

左官屋さんに褒められ、楽しくなってしまいました!

が、一日きりの作業だからこそ。

翌日は軽ーい筋肉痛(笑)。

職人さん達には、頭が下がる思いです。

でもでも、塗れるところを、無意識に探している自分がっ!

今後、施主で「左官は自主施工」という方がいらっしゃったら、

喜んで参加しそうな自分がいます・・・

   

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2009/06/30

大佛茶廊~今週のお客様~鎌倉散策

Rimg0115 Rimg0123

今日は梅雨らしいお天気ですね。

6月も今日で終わり・・・慌てて6月ある日の備忘録です。

息子の高校時代のママ友達と鎌倉散策に行きました!

一応、卒業記念(誰の?)だったのですが、

こ寿々でお蕎麦とわらび餅を食べ、

かねてより行ってみたかった、大佛茶廊へ・・・

作家、大佛次郎の別邸を茶廊として公開している民家です。

あのIDEEが監修して改装したそうで・・・

入り口にてメニューを拝見。

お茶の金額に、一同立ち止まりました!

抹茶もコーヒーも1500円と、少しお高いですが(お菓子付ですよー)、

ここは入館料と思い入ることに(笑)。

そこは、鎌倉の空気の中でも更に別世界でした。

静寂の中で、ただそこに在る・・・静かに時間が流れている空間。

お客さまが少ない時間帯だったので、全員まったり。

記念撮影をお店の方にお願いしたら、

お店HPの「今週のお客様」への掲載打診をされました。

全員快諾(笑)、先日HPを見たら載っていましたよー。

鎌倉は見どころ満載で、いくら時間があっても足りません。

坂倉準三展も見たかったなー、

ハスがきれいだったなー、

日帰り稲村ケ崎温泉も気持ち良かったなーと、思いつつ、

ママ友はいつしか女トモダチになり、

女子旅の楽しさを味わってきたのでした。


お散歩マニア

 

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2009/05/19

これ木連の勉強会

土曜日はこれからの木造住宅を考える会(通称:これ木連)の勉強会でした。

伝統構法に関する連続勉強会ですが、

今回は「住宅瑕疵担保履行法 伝統構法への対応はどうなるのか」という、

現実的なテーマで、私も来春からの物件で伝統構法の現場が始まる予定なので、

気合が入っていたのですが・・・

国交省の方もいらしていて、姉歯事件で一般の方が二重ローンを組む事になってしまい、

同じような被害者を生まないための、救済法と説明されていました。

それ自体はわかるのですが、保険料を建築費に上乗せ可ですし、

10年の保証しか付きません。

建築物の10年後って・・・・

そこからが、メンテの本番みたいな時なので、どうなんだろう?と、

いつも考えてしまいます。

が、良心的でない業者がいるのも事実ですし、

今のご時世では優良な業者さんでも倒れかける事もあるわけで・・・・

難しい問題です。

何だかんだ言っても、出来てしまった法には乗っ取らなくてはいけませんので、

さて伝統構法に於いては?

これが、ケースバイケースな感じらしく、通らない事もないけど、まだ整備中・・・

のような回答でした。

国交省の方々は、伝統構法に対しては理解を示している様子なのですが、

数社の保険会社の保険内容(加入条件など)を統一するようなので、

土曜に来ていた保険会社の方も

「うちでは、今はこういう見解でやってますが、統一されるとどうなるのか、わかりかねる」とのこと。

結局、ハッキリとはわからない・・・

という、何となく釈然としないままの帰宅となりました。

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2008/12/10

左官アート!

7日は民家の学校9期生の最後の講座でした。私は午後からの修了式担当スタッフでしたが、朝から行ってお手伝い。

最終講座の「左官」の講義を聞きたく。

今回は、左官造形作家の村尾かずこさんを講師にお呼びしてのワークショップでした。村尾さんはザルと土壁・しっくい壁の材料を利用した作品を作っていらっしゃる方で、「どぞう」という絵本の著者でもあります。Mu

→こちらが村尾さんの作品。

家モチーフもあるけれど、お店の看板などもあるそうです。

漆喰の原料である石灰は、一度焼成し、加水して消石灰となります。そこにスサ・のり・骨材などを入れて出来上がります。空気中の二酸化炭素を吸いながら、徐々に硬化していくのです。

Se_11 Sa Sak Ko 今回は、石灰石に加水するところを体験しました。もくもくと湯気が立ち、小学生の時の白線を思い出した私。(わかります?)

みなさん思い思いに作品を作っていました。スタッフはスペースの都合で見るだけでしたが、1つだけオマケで作らせてもらいました。民家の学校の校長のOさんに似せて・・・本当はもっと細いお顔の方です。

修了式では作品展と投票を行い、選ばれた方には、なんと!村尾さんの作品が賞品として渡されました。これが、本当に素敵なおうちシリーズで、涎垂もの・・・・

是非そのうち、私も村尾さんのワークショップに参加したい!と思っています。

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2008/11/20

天竜の森その2

先日の天竜の続きです。(ほとんど備忘録)

Photo_2

さて、下草刈り体験を終え、間伐体験もさせていただきました。私は去年体験したのですが、あの、木の倒れる瞬間は何とも表現しがたく、1本の木が倒れた後に、ぽっかりと見える空が好きです。

今回は、民家の学校スタッフが考案した「杉とひのきの標本作り」も作成したのですが、出来ればいろんな樹種で作りたい!と感じました。Photo_3

→標本はこちら。

表皮・辺材・心材・葉・実・・・・・と、採取したのですが、ひのきの葉は裏の葉脈が「Y」に見えるそうです。これが「X]だとさわらだとか。自然の造形って面白いですね。

木こりさんのご好意で、切り出した丸太を山の上からワイヤーロープで吊り出す作業を見せていただいたり、山持ちの守屋さんのご自宅(大変古い素敵な民家)見学もさせていただき、盛りだくさんなメニュー。

締めは、去年伐採して埋めた「新月の木」を掘り起こす作業です。私達が見学させていただいた製材所「TSドライ」では、新月期に伐採した木を葉枯らしを行い自然乾燥をしトレーサビリティを行って市場に出しています。「新月伐採」については、まだ科学的に解明されていない部分も多く、賛否両論ではあります。新月期は木のでんぷん質が少なくなるので腐りにくいそうですが、詳しく知りたい方はエルヴィン・トーマの「木とつきあう智恵」を読んでみてください。

そんなこんなで、昨年の木とご対面。左が新月期の木、右が時期を外した木です。新月の木が、絶対腐らない!という事は無いと思いますが、1年経ったこの木は見事に期待通りでした。新月の木はある意味神秘的でもあり、興味もあるのですが、私はTSドライさんの葉枯らし、自然乾燥の方を評価したいなぁ・・・と思ってしまいます。

Photo_4

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2008/11/06

天竜の森を知っていますか?

2 天竜杉をご存知ですか?材木の中にもブランドがあるのですが、天竜杉もそのうちの一つです。

連休は民家の学校7回講座で静岡県天竜市水窪(みさくぼ)へ準スタッフとして行ってきました。今回は下草刈・・・お恥ずかしい事に、下草のイメージがススキくらいの背の高さの!だったのです。

・・・が、自分の甘さを思い知りました。

Photo_2 下草といえど、立派な小木なのでした。しかも茨いちごなど、トゲのある種類が多く、痛いことこのうえありません。「いばらの道」とはよく言ったものだなぁと、妙に感心したりして。

スキーなら確実に上級者コースの斜面を落ちないように・・・転びそうになっても、杉の若木は掴まないで、体ひとつで転がって行く様に(笑)と、山持ちの守屋さんから説明を受けての体験です。

本来はこの季節には行いませんが、程よい気候だったため気持ちの良い汗をかけました。本当の作業は暑さとヒルとの戦いだとか・・・・森は人の手によって、育てられているのですね。

国産材は安い外洋材に押され、日本の林業は衰退していきました。その結果、国産材の価格は急落してしまい、材木として育てるまでのコスト分も回収できない事になっているそうです(山から下ろした時の原価として)。

昨年、天竜で守屋さんのお話を伺い、大変考えさせられました。

海外では森林保護のため、伐採が禁じられている地域もありますが、日本の森林は戦後の政策から生まれた人工林が多く、またちょうど使い時となっているそうです。

森を守るには、適切な伐採や植林などの手入れがあってこそです。治水・環境保全のためにも、国産材を利用する人が増えていってくれるといいな・・・と思いました。

手入れのよくされた、あの美しい森を子ども達、そのまた子ども達の代へと手渡していきたいと思います。      この話は、またつづく。

2008/10/08

埼玉の久喜で継手を作る・・・

卒業式の翌日、日曜日は早朝から久喜にある和田工芸さんに行ってきました。

今回は民家の学校9期のボランティアスタッフとして。昨年、8期生として受講した私達は、台持ち継ぎ手の製作に取り組みましたが、今年は腰掛け鎌継でした。去年より難しそう!と思ったのですが、皆さん意外とサクサク取り組んでいました。

Photo 和田工芸の和田さんに手ほどきを受け・・・・雄雌を各班で作ってもらったので、なかなか合体できませんでしたが、あちこち削りながら、何とか帳尻を合わせました。私達スタッフも、作製しましたよ。

古くは固い広葉樹から、ヒノキ・杉を利用するようになって、日本の仕口や継手はより精巧に発展していったと言います。本当に智恵の輪?と思えるほど・・・海外にも継手はあるらしいのですが、もっと大雑把だという事でした。

日本では「」と呼ぶ台形の継手部分が、Pigeon (鳩)と呼ばれているとか。羽を広げているようだから・・・と説明されましたが、私も「蟻」より「鳩」というか「羽」の方が想像できるなぁと思います。

和田さんは、伝統工法を利用しての建築施工を行っています。また、大工さんの養成塾もやっていらっしゃいます(国家プロジェクトです)。技術を若い方に継承したい・・・と、先日私が行った、フォーラムの発起人でもあるそうで、人に伝えることの大切さ、情熱を教わった気がしました。

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2008/08/22

伝統構法

お盆も過ぎてしまいましたが、皆さまお元気でしょうか。今年の夏も暑いですね。

もう先月の話になってしまいましたが、7/12(土)に工学院大学にて「このままでは伝統構法の家がつくれない」というフォーラムがありました。事前予約制でしたが250名の定員があっという間に埋まり、立ち見、場外でのモニター聴講まであり、意識の高さを感じさせられました。

伝統構法って、実は基準法では明確な位置づけがないのです。昨年の改正で、ますます造りにくい状況となっていますが、今回のフォーラムで国交省も伝統構法への一定の理解と動きがある事を知りました。但し、3年後にならないと具体的な研究結果とまとめが出ないようですが。

今回は、実務サイドから構造・意匠・技術者が、国の研究メンバーから研究者、国交省の方がパネリストとなり、熱ーい議論が交わされました。もっと聞きたい事があったのですが、5時間では時間切れ・・・という感じが残念でした。

2008/06/06

インスパイア!

もう6月ですね。更新さぼり気味です。

さて、もう先月の話ですが・・・・飛騨高山へ、とある現調で行ってきました。

P5080256_21 P5080271_10 車で行く事の多かった土地ですが、今回は電車利用です。思っていたよりも遠かったのですが、車窓の眺めは最高!でした。の美しかったこと。

帰りの時間まで少し余裕があったので、大好きな吉島家住宅を見学してきました。初めて訪れたのは、両親に連れられて・・・かれこれ25年近く前?当時その美しさに感動したのですが、いつ行っても期待を裏切ることのない佇まいで迎えてくれます。今回も・・・・

GW明けの観光客の少ない平日。高山は何度か訪れているのですが、いつも真夏のハイシーズンのため、人出も多く、ゆっくり見た事がありません。

閑散とした高山の街は落ち着いていて、気持ちの良い風が流れていました。

吉島家住宅は築100年程ですが、現代においても充分に利用できる構成だと、感心します。私はここの梁と束から成る、立体格子がとても好きなのですが、今設計している別荘のイメージがまさにここから来ていたのだと、意識していなかったのですが再確認しました。

いつの間にか、中庭が改装されていて、ちょっとモダンな感じになっていたのには驚きましたが、吉島家住宅から、何か良い気をもらったような気がします。

  • 重要文化財吉島家住宅
  • 高山市大新町1-51・・・JR高山駅よりぶらぶら歩いて約15分

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2007/01/22

もったいない

建築web.comという、サイトがあります。

web上で建築コンペを行えるところなのですが、今、そこで古民家を移築再生したい方を募集しています。する方(業者)ではなく、したい方(施主)の募集です。

練馬区にある、築120年の古民家が3月末に解体廃棄処分されるそうです。自分が興味あるからかもしれませんが、このまま産業廃棄物にしてしまうのは大変もったいないと思います。

解体移築費用のみの負担で良いそうですが、土地と建築予定のある方でなければ、決断できないですよね。しかも期日は3月いっぱいらしいので、誰か引受者が現れると良いな・・・と、思っているのですが。

興味が湧いた方は、是非見てみてくださいね。↓

http://www.kentiku-web.com/ken-body.htm